2013年6月4日火曜日

「UX/UI設計」&モバイルファーストって?

第一回 UX/UI設計講座を受講した、digidog(デジドッグ)です。

Web制作は長年してきたものの、モバイルの方も出来るようにしていきたいと思い、受講しました。モバイルファーストは以前「レスポンシブWebデザイン基礎講座」を受講して勉強していましたが、今回の「UX/UI設計講座」でより、実践的な設計部分を勉強する事が出来ました。

まずはモバイルファーストで考え方から変えよう!

ガラケー時代にその機能さえたいして使えてなかった自分は「PC用Webのモバイル版」って感じで考えていました。 だから、「情報が少ない?」とか、「表現が狭い?」みたいな疑問がでていたのだと気づかされました。まずはこの考え方から頭を切り替えなければ理解できないんですね! 大体デスクトップのPCとモバイルでは使い方も、使用状況、環境も様々で、全然違いますね 。

2013年5月20日にSwapSkillsFree(18)での説明では

「モバイルファーストはモバイル端末からの制作を考えることが重要で、そこには制約が存在し、本当にユーザーがほしいと思っている情報にフォーカスされるようになった」

と、説明しています。つまり、画面の問題でだけではないということです。

機能が違うんだから出来る事だって全然違う!

まずはモバイルファースト3大要素

  • Market explosion(市場拡大)
  • Constrain(制約)
  • Capability(機能)

もはやモバイル市場はすごい勢いですよね。PCは持っていないけどスマホなら持っている状態。PCを上回る勢いです。そして、モバイルならではの機能や制約がありますが、これを「マイナス面として捉えない」という事でした。モバイルならではの制約や機能があるからこそ、必要な要素だけに洗練されていく。そうすることによって、新しい機能や、使い方が生まれます。

UX UI?

これについてはお弁当を例に説明していました。

箸やスプーン、フォーク、お弁当の形状などがUI(ユーザーインタフェース)。お弁当の中身が「コンテンツ」。

これを食べてみて、「あ、ご飯とおかずは分かれてて食べやすいな」「卵とポテトの組み合わせっておいしいぞ!」「お!のりで出来てるおかずカップ、煮汁もこぼれないし、おまけに食べられるってよくできてるなー」なんてユーザーが体験することがUX。

箸やスプーン、フォークは誰でも説明を受けなくても使えなくてはならない、コンテンツはユーザーの好みでセグメントする 。と学びました。

そして、モバイルではさまざまな環境や状況を想定して、どんな要因を持った誰でも、容易にゴールへと導くUX UIを設計していかなければならないんですねー。

UI作成4つのポイントから学ぶ

ポイントのひとつに「ユーザーに甘えてはいけない」というポイントがありました。

「こうするだろう」とかではなく、ここはほんとにユーザー目線、導線を考えないとな、と感じます。今ではスマホを使うたびに、よく押し間違いとか、戻れない、とか、そんな場面に出くわす度に、駄目出し突っ込みを楽しみながら、何が悪いのか考えたりしちゃいます。

そして、「完璧な答えは無い」という事。

使用する人や状況、感情まで、様々な要素が関わってくるわけですから、「結論ありきではなく、結論を導く事」が大事、どこまでも、環境の違いなどによる難易度を下げる事が目的になる事を、色んな立場(クライアントなど)でも理解しなければならないということも勉強になりました。フレームワークも便利ではあるものの、探求しなくてはならないんだと知りました。

いよいよ実践。モバイルユーザー心理をとことん考えよう!

講座では課題も沢山出されます。何年ぶりの宿題でしたでしょうか?

ワークショップのお題がだされ、みんなで考え発表していきました。

まずはブレスト

これだけでも人によって様々な考えが出てきます。この段階でも自分の考えがどんだけ狭い物か実感しました。ブレストした物をグループ化、単語を組み合わせてユーザーの要因や、シーンを考え、シナリオ(ストーリーテリング)を作成します。

今回は初めてなので「ここの内容をもう少し詳しく作っておけば良かったな」とか、反省点はいっぱいです。頭が固くなった自分がどれだけ「想定、想像」という作業が難しいものか思い知らされました。

ペーパープロトでユーザビリティーテスト

ペーパープロトを作る課題は悩みました。

いつも簡単に操作してるのに、画面が思いのほか思いつきません。考え方が一新したんだと思いました。それからは、前よりスマホを使う時は注意して画面を気にするようになりました。

制作フローには色んな段階でのテストが必要という話もありました。以前の仕事で「現調で実際お店に行ってサービスを実感してから制作したい」(もちろんプライベートで)と言ったら、時間の無駄だと言われたことがあります。

それは、実際体験する事は想定の範囲をきっと色んな意味で裏切ってくれると思ったからです。それは当たっていたと少し誇りを取り戻すことができました。(笑)

制作をする上でも、制作途中のどの段階でもテストが必要、実際実機を持って、使ってみるテストも必要だということも勉強しました。

講座を受けて思った事

講座の一番最初にアンケートがあったのですが、これについて「マインドが変わった事が大切」とコメントしていたFacebookでの投稿があります。受講前と受講後。きっと受講生全員が確実に変わったんじゃないかと思います。

制作とういと、つい、技術的に画面を作る事から入り気味ですが、この、重要な「設計」部分を正しく学んだうえで制作するべきだと感じました。これをふまえ、今後も頑張っていこうと思いました。

これからスマホデザインされる方も、すでに制作されている方も、勉強してみるときっと色んな「気づき」があるのではないでしょか?

少しでも、曖昧な知識は思わぬ方向に考えが傾いてしまいます。今のうちに、その情報は正しいのか、何となく作っていたってことはないか?再度、問う必要があるのだと感じました!

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